?
AAA サービスの必要性
ネットワークにアクセスするユーザのセキュリティと、ユーザ情報を動的に定義してネットワーク資源へのアクセスを取得する機能は、非同期ダイアルアクセス時代からある手法です。AAA ネットワーク セキュリティ サービスの提供する基本フレームワークを使用すると、ネットワーク管理者は、ネットワークの入口またはネットワーク アクセスサーバ上にアクセス制御機能を実装できます。これは、従来はルータまたはアクセスサーバで実現するしかなかった機能です。認証機能はユーザを識別します。認可機能は、このユーザに許可された機能を判断します。アカウンティング機能はネットワークの利用時間を監視し、課金データを作成します。
AAA 情報は通常、外部データベース、または RADIUS、TACACS+ といったリモートサーバ上に保存されます。この情報は、アクセスサーバまたはルータ上にローカルに保存することもできます。RADIUS、TACACS+ などのリモート セキュリティ サーバは、対になった属性値(attribute-value:AV ペア)を関連付けることで、ユーザ固有の権限を割り当てます。AV ペアは、適切なユーザにアクセス権限を定義する機能です。すべての認可手段は、AAA によって定義する必要があります。